稲刈りも終わり、季節は秋の真っ只中。そんな秋を感じる本堂脇の百日紅が満開になりました!
昨今は、春・秋が非常に短いように感じますが、皆さまはどのように感じられているでしょうか。
仏教の根本思想の一つに、『諸行無常(しょぎょうむじょう)』という教えがあります。
この世に存在する全てのものは常に変化し続け、一瞬たりとも同じ存在でいることは無い、というお示しです。
我々の人生においても、一瞬たりとも同じ状況は無く、無意識でも常に変化し続けています。
この『今』という一瞬はもう戻ってくることは無く、我々は『今』の連続を常に歩んでいるのです。
だからこそ、変化が目まぐるしい現代において、何よりも『今』を一生懸命に生きるというメッセージが、『諸行無常』を通じて感じ取られる気がしてなりません。
足早に迫る冬を前に、仏教の教えを肌身で感じ取る、今年の秋を味わいたいと思います ♪
合掌


